株式投資における移動平均線の使い方①期間設定の値とその理由を知る

株式投資における移動平均線の使い方①期間設定の値とその理由を知る

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今回の記事では、テクニカル指標として有名な移動平均線における、期間設定の決め方とその算出背景について解説していきたいと思います。

移動平均線とは

移動平均線とは「一定期間における終値の平均値をつないで線にしたもの」を指し、その中でも単純に終値の平均値を用いて算出されるものを「単純移動平均線」と呼びます。

その他にも、売買日の出来高によって終値の重み付けを行う「出来高加重移動平均線」や直近の指数に重きを置く「指数平滑移動平均線」など複数の種類が開発されていますが、どれを使用しても分析結果に大きな差は生まれないため、どれを選ぶかは個人の使用感次第であると言えます。

このテクニカル指標の特徴は、日々上下の激しい価格の変動を終値の平均をとって滑らかにしてやることで、株価の方向性や勢いを見やすくすることができる点にあると言えるでしょう。

さらに、株価と移動平均線との位置関係や、期間の異なる移動平均線同士の位置関係を読み解くことで、より多彩な分析が可能になります。

今回の記事では最もポピュラーであり、計算方法がシンプルな「単純移動平均線」を対象として、重要度の高い期間設定とその算出背景について解説していきます。

移動平均線の期間設定

移動平均線を使用した分析に入っていく前に問題となるのは、算出期間の設定として何日間の値を用いるかという点になります。

そのため、今回の記事では一般のツールで初期設定として採用されている期間設定と、個人的に重要だと考えている期間設定について解説したいと思います。

①「5日間」の移動平均線

多くのツールで短期移動平均として設定されている期間設定かなと思います。算出期間の定義としては「営業日ベースでの1週間」を意識した設定だと言えるでしょう。

移動平均線の設定としてはかなり短期間のものとなるため、1日のなかで売買を完結させたいデイトレーダーや、土日の持ち越しリスクを嫌う短期のスイングトレーダーに好まれる傾向があります。

また、決算発表等のIRで相場が急騰した際、最初の押し目買いポイントとして意識される水準となることがあります。

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②「20or25日間」の移動平均線

次に中期移動平均線として、20日または25日の移動平均線が使用されるケースが多いです。

約1ヶ月間」の期間設定で算出されるこの移動平均線は通称「人気線」と呼ばれており、短期トレーダーから中長期の投資家まで幅広く注目される可能性があります。

そのため支持線、抵抗線として使用されたり、株価との乖離から過熱感を探る際に使用されることが多いです。

最近では、25日移動平均線付近で買いを入れる投資家が多いことから、より感応度の高い20日移動平均線を使用するトレーダーも見られますが、基本的にはどちらを使用するかは好みの問題だと言えるでしょう。

③「50日間」の移動平均線

日本市場ではあまりなじみがないかもしれませんが、外国人投資家は週足で10週間移動平均線を使用することがあります。

そのため、「5営業日×10週=50」で算出される50日移動平均線が「外資移動平均線」として注目される可能性があることも覚えておいた方が良いでしょう。

具体的には外国人保有率が高い銘柄や日経平均株価が乱高下した際に、支持線や抵抗線としての役割を果たすことがあります。

④「75日間」の移動平均線

日本市場において、25日移動平均線と後述する200日移動平均線の中間の設定として使用されることが多い期間設定であり、目安としては「約3ヶ月」が意識されています。

株式市場では3ヶ月ごとに企業の決算が発表されるため、この算出期間における移動平均線には中期トレンドを判断するための役割があると考えられます。

実際の相場においては25日移動平均線と200日移動平均線との位置関係から、トレンドの有無を判定するために使用されることが多いです。

⑤「200日間」の移動平均線

約1年」という期間で算出されるこの移動平均線は、多くの投資家が相場の長期的な展望を判断する時に使用される重要度の高い期間設定になります。

特に日経平均株価のテクニカル分析においては、国内外の投資家が注目してくる指標になりますので、現在の株価が200日線に対して上下どちらに位置しているのかは重要なポイントとなるでしょう。

また、個別銘柄に関しても過去1年間のモメンタムを見る際の重要な手がかりになります。

まとめ

以上が移動平均線の概要と重要度の高い期間設定になります。

一般的な証券会社のツールでは、「5日・25日・75日」の期間設定が多く見られますが、個人的にはそれに加えて一年間のトレンドを表す「200日移動平均線」をかなり重要視しています。

次回以降の記事では「株価と移動平均線の位置関係を使用した分析」についても触れていきたいと思いますので、今後ともよろしくお願いします。

では、また!

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